第31回日本CT検診学会学術集会

会長挨拶

顔写真

第31回日本CT検診学会学術集会

大会長 横地 隆

(医療法人社団進興会ミッドタウンクリニック名駅)

この度、2024年3月1日(金)・2日(土)の2日間、「愛知県産業労働センター(ウインクあいち)」にて、「第31回日本CT検診学会学術集会」を開催させていただくことになりました。

本学術集会は1994年に前身の「胸部CT検診研究会」として開催して以来、2024年には31回目を数えます。当会創設以来、CT機器を用いた検診から早期治療に結びつく疾患の検出に関する研究、学術セミナーの開催、また専門分野における人材の育成等、国民の健康及び医療の増進に寄与して参りました。

2006年には「日本CT検診学会」と名称および制度の改定を行い、当学会の研究対象も当初の肺がんのみではなく肺気腫、心血管(冠動脈)、大腸領域、内臓脂肪、体幹筋・骨と全身に拡がり、本学会を中心とした活動を通じてCT検診を巡る環境は徐々に整えられてまいりました。また医師・放射線技師・検診施設の認定制度も発足し、撮影・読影技術の向上と検診の標準化への取組みも着々と進んでおります。欧米では大規模有効性評価研究の論文が発表されておりますが、本邦でもコホート研究結果が報告され、CT検診の実用化・標準化に対する機運が高まってきております。

本学会はこれまで大きな飛躍を遂げて参りましたが、節目の30年で改めて過去を振り返り、そこから未来に向けての指針を示してまいります。

そこで、本学術集会のテーマを『温故知新(過去から学んで未来を見据える)—The Long and Winding Road—』としました。

CT検診に関する様々な問題を討議し、国内外におけるCT検診の普及を目指すとともに、有益な情報を多角的な切り口で発信する場としたいと考えております。

会場は名古屋駅から徒歩圏内・地下直結でアクセスしやすい立地なので、是非とも皆様お誘い合わせのうえご参加ください。
関係各位のご支援の元、今回の学術集会がCT検診の未来について皆様と共に討論・情報共有する場となり、我が国のCT検診の更なる発展に寄与すべき成果を得られれば幸いです。